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水道屋の日々を徒然なるままに。
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前回、新しい井戸掘り機械を手に入れたから、会社の敷地内に試しに井戸を掘っていると書きましたが、
その井戸の井戸掘り自体は終わりました。

DSC01379.JPG今はこんな感じ。

結局なんだかんだで40mぐらい掘ってしまいました。
上の写真のパイプはケーシングと言って、井戸の穴が崩れるのを防止すると共に、井戸ポンプの取水パイプの保護や水を取りやすくしたり・・・と井戸には欠かせない物です。
穴を40m掘ってあるので、ケーシングもそれだけ入れてあります。
水を取る層のケーシングには細かい穴が空いていて、そこからケーシング内に水が入ってくるようになっています。
また、ケーシングの穴の空いている部分には砂や細かい石等の侵入防止の為にネットが巻かれています。

このケーシングの中に井戸ポンプの取水パイプを入れて使うわけです。
ちなみに、このケーシングと掘った穴の間には、水を取る層には砕石が、その他の層には土や粘土を詰めてあります。

DSC01381.JPG

パイプの中を覗いて見た物。当たり前ですが真っ暗で何も見えません。
水位計を使って、水が溜まっている深さを測ってみたら、地面からおよそ3m。
会社の立地が川の側なので、水位も高いです。

40mも穴掘って、水位が3mじゃ深く穴を掘る意味がないじゃないかをおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、井戸の難しい所で水位と水量・水質は一致しません。
水位が高いからと言っていい水が沢山出るとも限りませんし、逆に水位が低くてもいい水が沢山出る場合があります。

この井戸の場合は、会社が川に近いので水位は高いですが、土質を見ると浅い場所の水は水質・水量共に期待できません。
そこで井戸を深く掘っていい水を手に入れようとしているのです。

DSC01383.JPG

ケーシングの中にデジカメを突っ込んでフラッシュをたいて撮ってみました。
水面が奥のほうにあるのが判るでしょうか。

井戸はこれで完成というわけではなく、この後にエアコンプレッサー等を使って井戸の中を掃除して、水がどれくらいの量が出るか測定します。
その後に水量と汲み上げる高さに合わせた井戸ポンプを設置して完成となります。

この井戸は、あくまで機械の試験目的であって、決して必要に迫られて掘った井戸ではないので、後は仕事の合間にの~んびりと完成させるつもりです。

肝心の井戸掘り機械ですが、この井戸を掘った時に機械の問題点もいくつか見つかったので、現在改造・改良をすべく会社の工場に入院しています。
来週の頭には退院予定なので、また違う所・今回とは土質が違う場所にもう一回試験的に井戸を掘ってみようと思います。
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